2020年7月24日金曜日

何にも囚われず自由と不自由を噛みしめ、自分自身から解き放たれる旅 2 <アラスカ 前編>

地球の鼓動を感じる大自然の懐へ   2014年8月〜9月



成田からポートランドを経由してアンカレジへ。
1990年頃まで、日本からヨーロッパに行くは必ず経由したアンカレジ、馴染みのある地名だ。

アラスカ鉄道に乗り陸路でデナリ国立公園へ向う。 
 


極北の地は、こんなに豊かな緑の森だったとは !!!  
私のイメージをはるかに超えたていた。


頭上にひろがる空がやたらに広い。
全方向の青空と樹々。

小さな島国とは比べるべくもない、桁違いな大自然の中を列車で進んで行く。
グリズリーやイヌワシ、トナカイなどの野生動物が自由に生息する大地に、
人間が「そ~っと」お邪魔する。





デナリ国立公園内




バギーでたどり着いた山頂には大地を削り込んだ砂の彫刻。

水と風とが作り上げた厳しい砂の造形には、ヒトが造る彫刻のように個人のエゴも見せようとする作為もない。
それなのに、長い時間や拒絶といったストーリーを感じずにはいられない。




私が評論家なら
「ひたすら圧倒されるチカラ強さは、孤独感と表裏一体ですね。」と解説するのだろうか。
自然は、そんなちっぽけな感情など持ってはいない、何を感じるかは自分次第。
「山水には得失なし、得失は人の心にあり」という夢窓疎石の言葉に深く納得する。


ここに居ると勝手に気持ちが解放されていく。
アラスカの自然は、有無を言わせない莫大な生命力で、私自身が作ったつまらない思い込みや先入感を洗い流してくれる。


手付かずの森の中を歩いて行く。



氷河に削られた岩肌に苔が生え、土となり、草木が茂り、花が咲く。
植物が発する生命の匂いに包まれて、
想像を超えた長い年月による地球のライフサイクルと自分が一体になる。




雄大な自然に包まれる安心感や一体感、ヒトが地球からいただくチカラ。




この感覚を魂に刻んでおこう。