2018年8月5日日曜日

盛りだくさんの和歌山〜京都(後編)

重森三玲庭園美術館で
http://www.est.hi-ho.ne.jp/shigemori/association-jp.html

館長の重森三明さんから三玲先生の様々なお話をうかがった。


庭園には徳島の青石が使われ、植栽は当時の2倍に増やされているようだ。

晩年に作られた庭で、極端に背の高い石は使われていないが、
三玲先生らしい、頑固で生命のエネルギーが溢れる石組だ。 



三明さんが自ら庭木の手入れをしてるそうだ。
苔の水やりは1日3回、三玲先生も喜ばれているに違いない。



ご自身でデザインされた照明。
別の部屋には、イサムノグチ氏デザインの照明が使われていた。


茶筅以外の道具をすべてガラスで用意された「ガラス茶事」についてもくわしくお話しくださった。

ガラス茶事についての記事があるとお聞きし読んでみた。(頑固そうでイイ)

継承と革新に対する考えがよく理解できた。



京都での最後の目的地。

尊敬するアーティストのアトリエを訪問。
色使いの美しい作品の生まれる場所は、
氏の創作の源が詰まった濃密な空間。
また今回もエネルギーをたくさんいただいた。


次へと続く創作のタネを抱えて帰路につく。



2018年8月4日土曜日

盛りだくさんの和歌山〜京都(前編)

久しぶりの帰省


静かな静かな 国宝 長保寺へ
兄と

高い空が心に沁み入る

小さい頃から当たり前のように見慣れている青石(緑泥片岩)は、
実はこの地帯の特産だと最近知った。
石組みが美しい。


和歌山を後に
正木美術館へ



館長と事務局長が温かく迎えてくださった。

創設者 正木孝之氏が自ら設計された茶室。
沓脱石に突き刺した六角の柱がオシャレ。

細部まで想いが行き届いた、ヒトが表れる素晴らしい建物。




京都へ。


京都タカシマヤさんで茶道具を展示していただいている。(8月31日まで)
この道具たちを、どんな方がお使いくださるのだろう。

夜は、仏師の友人と創作への想いを語らう。
温かな人柄の奥に潜む彼の情熱溢れる表現は、私の脳みそを気持ちよく撹拌してくれた。


翌朝はロバート イエリン やきものギャラリーへ。

イエリンさんは、やきもの、アーティストに対する自身の基準をシッカリお持ちの方。
様々なアートフェアからの出展要請も断り、ご自身のライフスタイルを貫く生き方も好きだ。
40℃迫る京都で、日中3時間テニスを楽しむイエリンさんに脱帽。



そして。。。。
法然院へ。
心の拠り所としてのお寺のお役目、
社会奉仕、自然保護、アート支援などを続けてこられている。



管首の梶田真章さんと、来年開催の屋外展示についてご相談。


この山門の前 木漏れ日の美しい清らかな空間に
異なる宇宙を創ります。
乞うご期待!




後編に続く。。。