2011年4月28日木曜日

日本橋高島屋 西中千人展 好評開催中です!

ニューヨーク(4/13~17)、岐阜高島屋(4/20~26) に続き、
毎年恒例、今年で7回の 日本橋高島屋 西中千人展 がいよいよ始まりました。

今回の特に力を注いだ作品『 呼継 よびつぎ 』は、ニューヨークでも、岐阜でも大好評でした。
期待以上の反響は大変うれしいものです。


毎年変化しながら継続している『 創作切子 』シリーズは、特に茶道具が人気です。
杉生地の蓋を合わせた 水指「波音」は、真塗の替蓋制作のご依頼も受け、夏のお席を楽しく涼やかに演出されるお客様のお手伝いができ、大変光栄です。
まだまだ他にもワクワクする作品が皆様をお待ちしています。
ぜひ会場で西中千人ワールドをお楽しみください。
5/10まで開催しています。

2011年4月19日火曜日

SOFA ニューヨーク

4月13~17日、 ニューヨークのARMORYで開催されたアートフェアに出品させていただきました。
SOFA(International Expositions of Sculpture Objects & Functional Art)は、 ロンドン、パリ、イスラエル等から、世界のトップギャラリーが集まるアートフェアです。
もちろん、目の肥えたコレクターさんも世界中から来場します。

http://www.sofaexpo.com/

今回私は、新作の『呼継』をメインに、
日本の美をコンセプトにした作品を出品しました。

15日の夜には、地元ニューヨークの美術館関係者やコレクターさん達に向けた「ミニ討論会」が開催されました。


幸運にも時間をいただいた私は、作品のコンセプトとなる文化的な背景や、日本の精神性をお話させていただきました。
参加された皆さんは、文化や風習の違いや、奥深さに驚かれ、また、とても興味を持って熱心に話を聞いてくださいました。

異なる文化を楽しもう、理解しようとするその熱意に、こちらが驚いたほどです。
作品のその背景にある意図が理解されると、より深く作品を楽しんでもらえるので、作品について大勢の方にお話できて、大変有意義な時間となりました。

呼継は本来、欠片をつなぐ陶芸の技法ですが、
『ガラスの呼継』は、 
= 個々を繋ぎ、新たなものを生み出す「再生」
の意味をもつものとして取り組んでいます。 

今月20日の岐阜高島屋からスタートする国内の個展でも『ガラスの呼継』を出品します。
ぜひ、実物をご覧ください。

西中千人展 スケジュールはこちら→ 
http://www.nishinaka.com/exhibition.html

2011年4月8日金曜日

呼 継



いよいよ個展ツアーのスタートも迫り、ますます気合いが入っています。

今シーズンの自信作のひとつ — 呼 継 —(よびつぎ)。

艶やかな着物をイメージした色ガラスを金地のガラスに熔かし込んで創りました。
日本の美しさを表現できたと自画自賛しています。

呼継とは本来、割れた欠片を繋ぎ合わせる陶芸の技法ですが、
独自の解釈で発展させ「ガラスの呼継」を生み出しました。
呼継は、個々を繋ぎ、新たなものを生み出す「再生」を意味する作品でもあります。

蓋は、京塗の山科 川瀬表完先生の作で、今回は、目にも涼やかな木地です。
いつも、ガラス作品の個性を尊重しながら、茶道具として正式な蓋を作ってくださいます。

来週13日から始まる ニューヨークのアートフェア 「 SOFA 」にも、この呼継のシリーズを出品します。

レクチャーでは、「日本の美意識」をきっちりお伝えしてきます。

国内の個展は、4月20日からの岐阜高島屋を皮切りに、6カ所で開催します。

どうぞ、お楽しみに!

西中千人展 スケージュール ▶ http://www.nishinaka.com/exhibition.html

2011年4月3日日曜日

食のアーティストの皆様へ


料理研究家 伊藤華づ枝先生の上級者向け料理講座で、
「食・器・アート—思いを伝える 共有する」をテーマに、レクチャーをさせていただきました。

伊藤華づ枝先生は、名古屋の中日文化センターの料理教室で、初級からプロまでを対象とした様々な食や料理の講座をお持ちです。
食育に力を注がれ、日本全国で食育伝道師の育成や講演活動も行われています。

(株)ハンナプロジェクト  http://www.intertiara.com/ 

今回の会場となった、名古屋の中日文化センターの料理教室は、生徒数 3,000人を誇る日本最大の料理教室です。
午前中の教室で作られた「特製大海老天丼」をご馳走になってから、レクチャーを始めさせていただきました。

ご自身で料理教室を開かれている方も多い受講生の方々は、「食育伝道師」をめざし、食の大切さを学ばれています。

今回はアーティストの立場から、「食」と「アート」の共通点『 思いを伝える 』というテーマで、
同じ表現者の方々のエピソード等も織り交ぜてお話をさせていただきました。
「食」、「アート」を通して伝える熱い思いを共有していただけましたら幸せです。

このレクチャーは、私自身の役割、アートの役割をきちんと見つめ直す大切な機会となりました。

レクチャー終了後にいただいた、抹茶シフォンケーキ、ドライフルーツケーキ、苺のアイスクリームは、素材の持ち味がきわ立ち、ほっこりする美味しさでした。

伊藤華づ枝先生、受講生の皆様、スタッフの皆様、温かいご声援ありがとうございました。♡