2019年8月31日土曜日

2019 北極へ向かう旅 4


アイスランドの圧倒的大自然に別れを告げ、
船はレイキャビク からイギリスに向かって南下。

Scotland の Invergordon に入港。




Scotland 最古のDunrobin Castle 
800年も前に造られたとは思えない気品ある美しさ。





北海を見下ろす高台に建つ古城には 、今も当主が住んでいる。
189の客室に、絵画や家具、調度品が綺麗に手入れされている様子は、
13世紀から時間が止まったようにも感じられる。

大切にされて残っていくもの
どんどん変わっていくモノ。




城内では鷹狩の訓練を見せてくれる。
鷹とオジさんの信頼関係にビックリ !! 愛と時間をかけて築いてきたんだろうな。


何故かフクロウも!?




敷地内の別館には歴代当主のコレクションを集めた博物館が。





近くの町 Dornoch へ。
地元のお祭りに紛れ込んだ。
スコットランドといえば、やっぱりバグパイプですね。





キッチンカーで、スタッフのお姉さん達に勧められるまま初ハギス!!
ハギス(Haggis)は、羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でたスコットランドの伝統料理。
彼女たちのオススメのソースをかけて食べた ハギスのバーガーは、
くせがなく肉肉しいパンチがあって超美味。
郷に入れば、、、ってやつですね。
特別にハギスをたっぷり増量してくれました。



食べ物を選ぶ際には、店の人に好きなモノを聞くと、
どこの国でも、たちまち笑顔でオススメを教えてくれる。
食の楽しみに国境はないんです。




ここで
船の旅  番外編


船の最前部にあるスポーツジム

朝7時のストレッチのクラスに、ほぼ毎日参加する規則正しい生活。
トレーナーのリサはウクライナ出身の美人さん、人気者でした。

陸に上がらず航海が続く日は、
十分に設備的が揃ったスポーツジムで何時間も汗を流す。


北極海の氷河を眺めながらの腹筋は気合が入ります。





週に1回の頻度で、ドレスコードがフォーマルの日があります。


しっかりとお洒落してディナーに向かいます。



ステーキはブルーで!!!

一皿ずつが日本の基準より大きいので、ついつい食べ過ぎます。


スフレとクリームブリュレー
別腹がワキ腹になるのが分かっていてもヤメラレマセン。
明日もジム行こう。




毎晩、ステージではダンスやマジック、コメディーなどのエンターテインメントがあります。

寄港地に関する文化や経済、歴史等のレクチャーや、クラシックコンサート、料理教室やパソコン教室、ダンスレッスン、卓球大会、船の調理場ツアーなど.......船内のあちこちで常にいろんなイベントが開催されているので、船から外に出なくても一日中楽しめます。

プールやテニスコート、エステ、映画館、図書館、ピアノバー、カジノ.......
自由に自分の時間を生きてます。



北極で入る露天ジャグジーは格別です。
氷河や雪山、白夜の太陽を眺めながら、自分自身の小ささを冷たい空気が教えてくれました。




レストランは、ハンバーガースタンド、ピッツェリアから、食べ放題ブッフェ、カジュアル イタリアン、豪華フレンチまで選べます。

アフタヌーンティも毎日やってます。
(油断すると、どれだけでも大きくなっちゃいます。)




20日間のクルーズの旅は、帰港地のアムステルダムヘ。。。




Ms. Rotterdam  
6万トン  238メートル
乗客1400人 クルー600人


レストラン業務に携わるインドネシア人クルーのルキは、昨年の南米クルーズでも一緒だった!偶然の再会に驚き!
1400人の乗客がいても覚えていてくれる。嬉しいですね。








2019年8月28日水曜日

2019 北極へ向かう旅 3




アイスランドに向かって、船はグリーンランド海を南下。

見渡す限りの海に浮かび
海の上で眠り、目覚め、食事をして、スポーツをして、本を読んで、、、、、

情報も電波も関係のないところに身を置く、自由。
今の自分を離れて初めて見えてくる事象は多々あります。


アイスランドの東岸 SEYDISFJORDUR に到着






小さな街をひたすら歩いて丘を登る
地震と火山の国だけあって、地殻変動でできたように見える滝がやたらと多い。



気温15℃、思っていたよりも優しい自然。
湿地帯の草原を歩くと放牧されている羊が、不思議そうにズッートこちらを見ていた。



馬がユッタリと草を食む景色に
心が解放されていく。



AKUREYRI

ゴーザフォスの滝(Godafoss Waterfall)  
別名「神々の滝」          

氷河から溶け出した水が 轟音をたてて流れ落ちる。
大量の流れに引き込まれていきそうな気持ちになります。




巨大な岩が重なる地下に青く澄んだ温泉が湧く。

手を付けるとちょうどイイ温度、
飛び込みたい衝動にもかかわらず入浴禁止の立札 ( 残念!)





近くの火山から流れ出た溶岩によって作られた、クレーター様の不思議な地形。
イサム ノグチのランドスケープアートを思い起こす。
地表を造形する!!! やってみたい。





Dimmuborgir ディムボルギル

柱のように空高くそびえる黒い奇岩は2300年前にできた、
地元の人々は怪物が住むエリアだと呼んでいる。

溶岩が水の上を流れたために急速に冷却されてできたそうだ。



Grjotagja Cave


3000年前の噴火で流れ出た大量の溶岩で形成された地形。
地面はその後も移動を続けたのだろう。

地表のヒビからは今も湯気を吹き上げている。
地球の生命を感じる。






地熱地帯に湧く綺麗なブルーの温泉。
自然の色は心安らぐ美しさ





ISAFJORDUR   Dynjandiの滝
高さ100m  幅 100m 







岩を打つ流れの清々しい大音量と土砂降りのような飛沫に包まれて、
地球に対する畏敬の念と不思議な安らぎに包まれる。

でも、この姿どこかで見たような⁉️



北斎さんはアイスランドに来ていたのかな。(諸国滝廻り 下野黒髪山 きりふりの滝)


ストロックル間欠泉




爆発音と共に吹き上がる水柱。

1日に何十回も繰り広げられる天然の噴水ショーで皆ビショ濡れ。
地球の呼吸を体で感じて、この勢い👊いただきます‼️




レイキャヴィーク 近郊
溶岩トンネル 
Þorlákshafnarvegur


5000年以上前、噴火によりできた溶岩の洞窟。

大量の熔岩が流れた後に作られた波紋や垂れ、そしてヒビ割れの複雑で美しい造形。






近くで見ると壁面には鉄や硫黄、バクテリアの鮮やかな色彩。

噴火当時の高温状態で動いていた熔岩の様子が、熔けたガラスとオーバーラップして眼に浮かぶ。

オレンジ色の光を発して生き物のように動く熔けたガラスに魅せられた30年前の熱い気持ちが蘇る!



コンクリートとアスファルトでできた街を離れて、
剥き出しに生きている地球を体感する。
そのエネルギーに共鳴しながら生きている自分を感じる。





スコットランドへ





2019年8月24日土曜日

2019 北極へ向かう旅 2

2日間の航海を経て、北極圏のスバールバルSVALBARD諸島,
LONGYEARBYENへ。


こんなところまで来ました。



日の入は夜中の0時、日の出は1時なので暗くならないんです。
ほぼ白夜。




民間人が生活する地球最北端の街 Longyearbyen。
人口3000人、トナカイ1万頭のSpitsbergen島では、
市街地を出るときにはシロクマから身を守るためにライフルの携帯が義務付けられている。





グリーンランド犬 "ナァヤ "の先導で氷河に向かう。
とても人懐こくてノンビリしてて、初対面の人間にも全く吠えない。
番犬には向いてないね(笑)









大量の氷が海面に浮かぶ 海。
氷の溶ける音が心を揺さぶる。





北極海に浮かぶ船上で、氷河をバックにポーズ。(極寒)
この後、HOT TUB に飛び込む!






翌日は Ny-Ålesundへ。

北緯80度、特殊な軍事設備を除いて地球最北端となる人間の居住地。



全土の6割が氷河に覆われるこの地に世界12ヶ国の研究施設がある。

人口35人。
冬の約3ヶ月間、太陽が出ないこの島で、
研究目的を追求し続ける人達のその熱意は素晴らしい。



頑張るぞっ人間‼︎








何十キロメートルにもわたる氷河の河口 、青い色が感動的に美しい。
ガラス彫刻のように見えるのは 私だけ ?



2019年8月23日金曜日

2019 北極へ向かう旅 1


ヒトそのものが、表現の最も基礎になると信じている。

だから常に自身をブラッシュアップしていたい。


知らず知らずに作った壁や思い込みを壊す為

旅に出る。

アムステルダムを出航し、北へ向かう。





北海を進んで2日目の朝、人口4500人のÅlesund (ノルウェー) に到着。

北海道より樺太(カムチャッカ)よりも北に位置するこの街は、
夜11時になっても明るい☀️





天気が良いので小さな港町をのんびり散歩。


ただただ平和で緩やかな心。



あと2日程で、船は北極圏に突入。