人を繋ぐアート

多くの人が集まる空間。

中庭から差し込む光と季節の花が、居心地のよい室内を作っている。

「海のヴィーナス」と「呼継の大鉢」が、ここで人と人を繋ぎ、心を和ませる存在になって欲しいと願う。

鈴木五郎の心意気

呼継で独自の世界を繰り広げる、言わずと知れた大陶芸家、鈴木五郎氏。

近年は「五利部」というシリーズを展開されている。

ぶっ飛んだ作風は勿論、五郎と利休と織部を合わせた「五利部」という造語もこの方らしくてイイ。

『 好きなコトを徹底的に追及してれば、何十年続けても楽しめるし疲れることなどない。 』

『 やりたいことはドンドン公言すれば、実現できる。 』

少年のような表情で話される姿がとても印象的。

こういう風に、歳を人生を重ねていきたい。

「 鈴木五郎 瀬戸伊賀の世界 」

名古屋丸栄百貨店 8階美術画廊にて

1月7日まで開催中

謹賀新年

ヒビに美を見出した先人の美意識から生まれた「ガラスの呼継」。

自身が創出した美に共感していただけることは、この上ない喜びです。

今年４回目の出展となるロンドンで開催のアートフェアでは、FEATURING ARTIST に選定されています。

作品展示とレクチャーを通して「ガラスの呼継」の世界観を発信してまいります。

茶の湯の世界では、大徳寺「古田織部400年遠忌追善茶会」にて「呼継 盌」が使われ、

また、都内の茶室へ設置される手水鉢の制作も進んでいます。

見た方が自分自身を掘り下げることのできるアート作品、ただキレイな置物にとどまらない真の芸術を、

今年もチカラの限り追求します。

西中千人