2013年12月18日水曜日

光のオブジェ 其の二

ガラスレリーフ『 銀河の木もれ陽 』


「柔らかい光を表現してほしい」というご要望から、この作品が生まれた。

設置場所は、明るいエントランスホールを入り
大きなガラス越しに中庭のカスケード(滝)を臨む贅沢な空間。

爽やかな滝の音を聴きながら、心の内に木もれ陽を感じてもらいたい、と考えて
色は淡い緑と純金だけに抑え、「ガラス=光」というコンセプトで仕上げた。

自然光の入る場所なので、常に見え方が変わって
時間、季節の移ろいを楽しんでいただける。

この空間が、家の中で、安らぎの場所になると嬉しい。


2013年12月13日金曜日

光のオブジェ




個人邸のエントランスホールに
ガラスオブジェ「環・ことしえ」を制作させていただきました。

温かく柔らかな光を内に留めた鋳造ガラス。

光や空間と一体になって、
毎朝ここから一歩を踏み出し、またここに帰ってくる家族を
包み込んでいるようです。


2013年12月4日水曜日

利休の故郷にて

堺市 南宗寺

禅の思想に基づき、水を使わずに、滝や大海を表現する日本の庭、枯山水。
庭の中で心を静め、しばし自分と向き合う。

前衛的表現者でもある千利休や夢窓疎石が生きていたら、
今をどう表現をするのだろうか、などと考えながら。

日本庭園に、ガラスという光を取り入れ、都市生活においてnatureを感じる空間を創りたい。
そんな想いから始まった「ガラスの庭プロジェクト」。

世界に伝えたいのは、この国の美意識。
先入観や小難しい知識は必要ない、心で感じられるように。