2021年2月5日金曜日

田中一村展 @千葉市美術館

 俗世間から離れて 苦しい思いをしながら 自身の絵を描き続けた孤高の画家というイメージを持っていた。

30歳から50歳まで千葉市で暮らしていた一村さん。

東京や千葉にいた時期の作品からは、画壇や周りの評価を意識するような息苦しさを感じる。


ところが、奄美に移住してからの作品には、自由で豊かな心が大きく花開いていた。
大胆無敵な構図と生命感が溢れる鮮やか色彩。
すごく描き込んだ所と大らかな所の対比。
植物、雲、砂利、海。
心から幸せだったに違いない。


東京美術学校で東山魁夷と同期だったのと、
清々しいオトコマエさんだったのは予想外で驚いた。