2012年7月26日木曜日

アートコレクター 2012年8月号


『 西中千人は、自身が開発した器形オブジェの成功によって個性的表現の扉を開けた作家である。』
『 日本民族固有の装飾的美観のようなものをモダンで新鮮な表現に変貌させている 』

美術評論家の武田厚先生が、誌上でご紹介くださいました。

「日本のガラス芸術」を世界に認識させた 藤田喬平先生と同じページで、
私の「ガラス呼継」を評価していただけてとても嬉しいです。

ますます気を引き締めて創作活動を続けていくぞ!と、肝に銘じました。


アートコレクター 2012年8月号

一部の文章を省略させていただきました。





永田裕志



「人生を世間に投影できるからプロレスラーになった」という、永田裕志選手。

今年でデビュー20周年、何度もチャンピオンベルトを手にした。

勝つ時もある、負ける時もある。

倒れても倒れても立ち上がり、そして前に進んで行く姿を見せたい。
それこそが本当の強さだ!!!

永田ファンは、彼の最後まで諦めない気持ちに声援を送り、その姿に勇気をもらう。

「殴られて『痛い』と感じているうちは、まだ大丈夫。
本当にダメな時は、意識が無くなるから痛さも解らないんです。」

手酷く負けたからとか、痛いからとか、そんなコトは、やめる理由にならない。

永田選手の「決して諦めないハート」がヒトの心を躍らせるんですね。

『 新しい〝唯一〟を創り出す 』
私自身の新たなる挑戦を、永田選手の姿勢と重ね合わせてしまいました。

有難う永田ロック。とても共感しました。



2012年7月18日水曜日

いどむ


『 内部から流れ出るようなオレンジ色の造形には、いい知れぬ生命力を感じ、「 躍動する花」をいけてみたいと思ったのです。』
ー いけばな小原流家元 小原宏貴さん ー ( 小原流 挿花 7月号 4頁 )


このいけばな作品を見た時、勝手に生老病死を表現していると感じた。
彼の作品にはいつも、「花が好きで好きで仕方がない」という情熱が溢れ出ている。
圧倒的な存在感だが、押し付けがましさが全く無い。
やはり、作品はヒトそのものだと思う。

伝統、現代、表現について、彼と語り合うと話が尽きない。

その情熱と一途な探究心で、間違いなく世界に認められる表現者になるはずだ。

次に会った時にも、きっとまた話が止まらなくなるだろう。





2012年7月16日月曜日

道具が結ぶ「心と心」 茶会にて

「今日の茶の美術の在り方に徹底して取り組みたい」というお考えで
林屋晴三先生が続けていらっしゃる茶会は、36回目を迎えた。

会場となる新宿の柿傳には、毎回大勢のファンが詰めかける。

人間国宝から若手まで、現存の作家の作品を従来の常識を破って取り合わせられる。
和やかな雰囲気で進められる茶会は、
流派も茶道の経験も、服装も問わない、他には見られない茶会だ。


林屋先生が作り出す現代の茶の湯の世界に、出席者は皆まず驚く。
今までの茶室には無かったものがそこにあり、次第に皆、心地良くもてなされる。

道具や掛け物、お菓子、花について伺いながら、
それらに触れながら楽しませていただく。

亭主と客、はじめて出会った客同士が互いに、和気あいあいと道具について会話を重ね、
この瞬間を共にできた喜びを分かち合う。

亭主によって道具が活かされ、道具によって心と心が繋がっていく。

茶会とは何と楽しい空間と時間だろう!



今回は、私のガラス平鉢「夢で見た花」を菓子器としてお使いいただいた。
笹ほたるという水菓子とともに、夏のお席を涼やかに演出した。

新作の「呼継」も、点心席の床の間で目を留めていただいた。

作り手として、作品に共感していただけることは、この上なく嬉しい。

林屋晴三先生は、次回もまた、客を驚かせ、期待以上に楽しませてくれることだろう。




2012年7月4日水曜日

スタート! 西中千人ガラス工芸展@仙台三越


「今までに見たことのないガラスアート作品」と、
強い関心を持ってくださる「ガラスの呼継」。
ここ仙台では、とても多くの方が、
割れたガラスの儚さ、力強さに共鳴してくださっています。
表現者として、凄くうれしいですね!


















幻の花「ラフレシア」を生命の象徴として捉えた
「夢で見た花」シリーズも大好評です。



お客様と気持ちが通じ合えた、感激の初日でした。

西中千人ガラス工芸展
仙台三越本館7階アートギャラリーで。
7月10日まで。



仙台 第1日



仙台に到着。まずは牛タンで腹ごしらえ。美味っ!


伊達政宗公の眠る瑞鳳殿にお参りしてから、三越さんに向かいます。
いよいよガラスアート展が始まります。