ブログ「自分自身から解き放たれる旅」 について
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ボヘミアンガラスの聖地 チェコへ
2017年8月
先ずはプラハ
美しい建造物が立ち並ぶヴルタヴァ Vltava 川沿い。
世界で最古、最大と言われるプラハ城
「第一次大戦前までは、建築も音楽も科学技術もチェコが世界一だったんだ」と
フランティーシェック ヤナーク氏が、毎日話していた。
(彼はチェコ出身のガラスアーティストで、富山ガラス造形研究所時代の上司です。)
実際、プラハは14世紀には神聖ローマ帝国の時代にはローマと並ぶヨーロッパ最大都市。
16世紀にはハプスブルク家の下、ヨーロッパの文化の中心都市として栄華を極めた。
St. Nicholas ChurchとSt.Michael Monasteryに
オーケストラのコンサートを聴きに行った。
目の前で演奏される楽器の音や歌声が、天上から降り注ぐように響いてくる。
神々しい空間の中で、ナショナルシアターのソリストたちの呼吸や楽譜をめくる音、奏者同士の目の合図までが伝わってくる。
鍛錬を積み重ねた生身の人間が繰り出す真の表現に、堪らなく私の心を揺さぶられた。
日本でも身近にこういう機会があるといいのになぁ。
Karlovy Vary
プラハから2時間。
飲む温泉で有名な Karlovy Vary
飲む温泉で有名な Karlovy Vary
ロシアからの観光客が多いので町中 ロシア語の看板ばかり。
街の至る所で温泉が湧いている。
小さなコップを買って温泉を飲むんです。(ビミョ〜な味ですよ)
さすが、エングレービングとカット装飾ガラスの本場。
練習すれば誰でもできるようなもんじゃない、想像を超えた繊細な技術です。
全部一人で彫ったのかなぁ、どれくらいの時間がかかったんだろう?
連帯窯&チームスタイルの吹きガラス制作は、
ガラス工場でキャリアをスタートした私には、とても懐かしいけれど、
MOSERは、制服がオシャレ。
ワイングラスのステムやフット(脚の部分)のガラスを1人で巻き取り、
伸ばして拡げる職人さんを見るのは初めて。
それも、サンダル履きでタバコを吸い、ビールを飲みながら !!!
それも、サンダル履きでタバコを吸い、ビールを飲みながら !!!
ガラスを拭き込む型、木製のはサンプル用かな?
あまり見たことがないカーボン製の型
製品のデザインを含めて工場全体の緩やかな感じが、とても印象深かった。
13世紀にはヨーロッパで産出される銀の3分の1は、ここで採掘されていた。
木彫家フランティシェク・リント
骸骨教会として知られるセドレツ納骨堂。
1870年に
地域開発のために墓地を掘り返して出た4万人分の人骨から、
地域開発のために墓地を掘り返して出た4万人分の人骨から、
1870年に木彫家 フランティシェク リントが1万人分を使い組み上げた装飾。
圧巻、そして純粋に美しい。
等身大の聖杯(と呼んでいいのか?)の脚部、よく見ると細工が凝ってる。