北極圏とアイスランドで地球の生命活動を目の当たりにし、
惑星規模の時間とスケールの中で、宇宙の片隅に一瞬だけ生きる小さな自分を実感した。
その後、オーストリアで人間が作り上げた文化に浸る。
ハプスブルク家の興隆で、ウィーンを中心に栄えた音楽も建築も絵画も彫刻も、全ての表現は人々が精一杯に生きた証。
「その時代に、その場所に居たら どんな表現をしただろう?」と考えながら先達の技や想いに触れた。
「今生きている我々は、同じ人間として未来に何を残せるのか?」
何百万年も変わらないモノ
千年単位で消えていったモノ
数十年で変っていくモノ
アッという間に無くなるモノ
どんなに飾りたてても「 本来無一物」
だからこそ「この一瞬を生きる」を体感させてもらった旅だった。