6月14日 日本橋高島屋の個展会場で、ギャラリートークを行なった。
ガラスとの出会い、呼継について、また、ガラスの日本庭園や禅の思想など様々な観点から、
高島屋美術部顧問の 中澤一雄氏 に対談のお相手をしていただいた。
高島屋美術部顧問の 中澤一雄氏 に対談のお相手をしていただいた。
私にとって「呼継」とは、日本独自の美意識。
欠点であるヒビを金で強調し、景色として愛でる。
こんな文化は日本だけ。
400年前、常に生と死を哲学しながら戦に挑んだサムライが生み出した茶の湯。
欠点であるヒビを金で強調し、景色として愛でる。
こんな文化は日本だけ。
400年前、常に生と死を哲学しながら戦に挑んだサムライが生み出した茶の湯。
「ヒビ」を「死」と捉えたサムライの生き様、死に様の美学の表現だと私は解釈している。
割れた物の修理とは異なり、あえて割ることから始めている意味について。
今ある物を壊すのは、「このままで良いのか?」「この先に未来はあるのか?」という自分自身への問いかけ。
壊すためにいくつも作る。作った物を自分で壊す。
壊すという行為は嫌なことだが、それに勝るものを生み出さなければならないという信念のもと、
覚悟を持って壊し続け、生み出し続けている。
今ある物を壊すのは、「このままで良いのか?」「この先に未来はあるのか?」という自分自身への問いかけ。
壊すためにいくつも作る。作った物を自分で壊す。
壊すという行為は嫌なことだが、それに勝るものを生み出さなければならないという信念のもと、
覚悟を持って壊し続け、生み出し続けている。
「ひとつの作品を創るのにいくつの作品を壊すのか」という質問に、「最低3つの作品を壊す」と答えると、
「そこから生まれる新たな作品は、4つ目の命だ」と、中澤さんは仰られた。
変わらなければならない。
それが私の呼継。
西中千人ガラス展@日本橋高島屋 美術画廊
6月24日まで開催中。
「そこから生まれる新たな作品は、4つ目の命だ」と、中澤さんは仰られた。
変わらなければならない。
それが私の呼継。
西中千人ガラス展@日本橋高島屋 美術画廊
6月24日まで開催中。