エストニアの首都タリンへ。
人々は純朴で、豊かな自然が優しい。
カヤックでバルト海に漕ぎ出し、海から街を眺めた。
水面ギリギリに浮かんでいると、波が地球の鼓動のように感じられ、自分が海の一部になったかのような錯覚を覚える。
沈没船が未だ残された静かな湾内から街を望むと、湾岸には、もと刑務所だった美術館が砦のように立ちはだかる。
ソヴィエト連邦から独立して20年余り、内戦を経て成長に向う若い国は、これからどのように進んで行くのだろう。
ITと観光を柱にしていくという話を聞き、新しい国づくりの息吹を感じた。
次の寄港地コペンハーゲンへ。
近未来的乗り物 セグウェイで、街を散策。
自転車道を走れるので、風を感じながら古い街並みをスイスイ進む。
市場に寄って、デンマーク名物 鰯のオープンサンドでひと休み。
馴染みの薄い北欧から東欧の地に立ち、そこで発展しててきた文化や現代に身を浸し、あらためて日本の文化を考える。
いまの時代に生きる自分は、何を作り、何を残せるのか。