床掛けは『 キリスト 十字架への道 』
「今日の茶の美術のあり方に徹底して取り組みたい」と続けられている
林屋晴三先生席主の茶会に出席させていただいた。
クリスマスの茶席を、どんな道具組みで演出されるのか楽しみにしていたのですが、
今回は、ルオーの『 キリスト 十字架への道 』が迎えてくれました。
そこに岩田久利作の緋赤の花入。
さすが!! この取り合わせにはビックリでした。
そして、何といっても、たっぷり取ってくださる道具の拝見の時間は、この会の一番の楽しみ。
茶会のコンセプトと、道具のひとつひとつについて、じっくりとお話しくださる。
作り手にとっても、ここまで大切に道具をお使いいただけることは、この上ない喜びです。
林屋先生ご自身の美意識を集結した極上のもてなしに、参加者は皆、今回も酔いしれました。