2011年4月3日日曜日

食のアーティストの皆様へ


料理研究家 伊藤華づ枝先生の上級者向け料理講座で、
「食・器・アート—思いを伝える 共有する」をテーマに、レクチャーをさせていただきました。

伊藤華づ枝先生は、名古屋の中日文化センターの料理教室で、初級からプロまでを対象とした様々な食や料理の講座をお持ちです。
食育に力を注がれ、日本全国で食育伝道師の育成や講演活動も行われています。

(株)ハンナプロジェクト  http://www.intertiara.com/ 

今回の会場となった、名古屋の中日文化センターの料理教室は、生徒数 3,000人を誇る日本最大の料理教室です。
午前中の教室で作られた「特製大海老天丼」をご馳走になってから、レクチャーを始めさせていただきました。

ご自身で料理教室を開かれている方も多い受講生の方々は、「食育伝道師」をめざし、食の大切さを学ばれています。

今回はアーティストの立場から、「食」と「アート」の共通点『 思いを伝える 』というテーマで、
同じ表現者の方々のエピソード等も織り交ぜてお話をさせていただきました。
「食」、「アート」を通して伝える熱い思いを共有していただけましたら幸せです。

このレクチャーは、私自身の役割、アートの役割をきちんと見つめ直す大切な機会となりました。

レクチャー終了後にいただいた、抹茶シフォンケーキ、ドライフルーツケーキ、苺のアイスクリームは、素材の持ち味がきわ立ち、ほっこりする美味しさでした。

伊藤華づ枝先生、受講生の皆様、スタッフの皆様、温かいご声援ありがとうございました。♡

2011年3月14日月曜日

地震

沢山の方々から地震の被害を心配してくださるメールやお電話をいただきました。
ありがとうございます。

こちらは大きな被害もなく、無事です。

信じられないほど大きな揺れでしたが、ガラス作品は1つも割れず、ホッとしています。
ガラスを保管している棚を床と天井の両方に固定しているのが良かったのだと思います。

ただ、ひとつ気掛かりなのは停電。
地震当日、電気で制御しているガラス溶解炉がストップしてしまいました。
停電は12時間続き、再稼働可能なギリギリの温度700℃まで下がってしまい、
一時はどうなることかと心配しましたが、何とか復旧できました。

これから当面続きそうな計画停電は、ガラス溶解炉を持つ身には頭の痛い話ですが、どうにかして乗り切ります!
被災地の方々のお気持ちを考えれば、こんなことで泣きゴトを言ってる場合ではありません。

地震により被害を受けられました皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
みんなで力を合わせて一日も早い復興を!!
エイエイオー !!!

2011年3月10日木曜日

60年の思いを込めて


還暦のお祝いの品に、とお選びいただいた「流涼」。
深く削り込んだグラスは、手にしっくりと馴染み、温もりを感じると好評です。
以前からご自身でご愛用いただいているお客様に、
大切な方への節目のお祝いの品としてお選びいただいたことはとても光栄です!

グラスの底にはご夫妻のお名前を刻んでお入れしました。

誰もが毎日、手に触れ、口をつける大きな役割を果たす器。
いつしか使う人の人生の一部になっていく。
これぞ、作り手の喜びです。

ご夫妻がいつまでもお元気にお揃いで、このグラスをお使いくださるようにと心から願っています。

ありがとうございます。

2011年3月6日日曜日

春ニ咲ク

毎年季節を感じとって咲く花たち。
工房ではいま、馬酔木、枝垂梅、クリスマスローズ、ネコヤナギ、ローズマリーなどが咲いています。

「春ニ咲ク」 高さ 14cm

夏 太陽ヲイッパイ吸イ込ミ、秋 花芽ヲ準備スル。冬枯れヲ絶エ、春ニ咲ク。一年一年繰リ返ス。

これは、新作「 春ニ咲ク 」のコンセプトです。
植物もヒトも、一日一日の積み重ねを一年一年繰り返して成長していくのですね。
頑張らないと怖いことになります。しかし、力を入れすぎずに頑張りましょう!

2011年2月26日土曜日

その名は「ロマネスコ」

今日は久しぶりに地元野菜の専門店に行き、沢山の野菜を買い込みました。
菜の花、ほうれん草、小松菜、葱、ブロッコリ、白菜、キャベツ、カリフラワー、蕪などなど。



そしてこの見事な造形美の「ロマネスコ」、数年前にパリのマルシェで見てから惚れてました。
この形ワクワクしますよね。自然が作るり出す造形には、人間は到底かないません。

実は、2年前に野菜づくりを少しやってた頃、このロマネスコの苗も植えたのですが。。。
地元の専門家たちの作る新鮮な野菜がすぐに手に入るので、
農業はプロにお任せすることにしました(というより挫折!?)。

ブロッコリやカリフラワーは、ほとんど生に近いくらいにサッと茹でて塩をつけて食べるのが好きです。

この造形美にグッときた感覚、
私の作品を見てくださったお客様が感じていただけると嬉しいです。

2011年2月16日水曜日

作品は人そのもの



遊印家 もぐら庵の池田耕治先生からお葉書をいただいた。

先生とは、2001年、銀座の百貨店の隣り合わせの会場で、同時期に個展をしてからのおつきあい。


 ご覧のとおりの自由闊達な文字、先生の人柄そのものだ。 

書は「人」そのものをみごとに現すからコワイ。

私自身も筆をとる時には、なるだけ邪念が出て来ないように気をつけている。
「さあどうだ」とばかりのキザな筆使いや、流行のデザイン書道は、どうも心が馴染めない。 

書もガラス工芸も同じで、まずは基本となる技術を習う。それがカタチになってくると、次は自分を表現する手段となる。
日一日、一年一年積み上げてきたものが、作品に表れる。
今年の作品は、去年には作れないものだったはず。 

今日も、展覧会で共感してもらえると嬉しいな、とワクワクしながらガラスと向き合い作品を創っています。



2011年2月7日月曜日

夢で見た花


昨年から創り始めたシリーズ「夢で見た花」

コンセプトは、「 極楽浄土に咲く艶やかな花、生命の象徴として美しく永遠に咲き続ける花 」。

どんどん進化して、「花」から「生命の原形」になってきました。
空気と熱、重力と大気圧で、融けたガラスは生き物のようになりたいカタチになる。作者はそこに少しだけ手を加える。
無理に押さえ込んだカタチは何だかかわいそうで、ガラスの気持ちと私の気持ちの折り合いがつく所で完成させます。