遊印家 もぐら庵の池田耕治先生からお葉書をいただいた。
先生とは、2001年、銀座の百貨店の隣り合わせの会場で、同時期に個展をしてからのおつきあい。
ご覧のとおりの自由闊達な文字、先生の人柄そのものだ。
書は「人」そのものをみごとに現すからコワイ。
私自身も筆をとる時には、なるだけ邪念が出て来ないように気をつけている。
「さあどうだ」とばかりのキザな筆使いや、流行のデザイン書道は、どうも心が馴染めない。
書もガラス工芸も同じで、まずは基本となる技術を習う。それがカタチになってくると、次は自分を表現する手段となる。
日一日、一年一年積み上げてきたものが、作品に表れる。
今年の作品は、去年には作れないものだったはず。
今日も、展覧会で共感してもらえると嬉しいな、とワクワクしながらガラスと向き合い作品を創っています。