2019年8月28日水曜日

2019 北極へ向かう旅 3




アイスランドに向かって、船はグリーンランド海を南下。

見渡す限りの海に浮かび
海の上で眠り、目覚め、食事をして、スポーツをして、本を読んで、、、、、

情報も電波も関係のないところに身を置く、自由。
今の自分を離れて初めて見えてくる事象は多々あります。


アイスランドの東岸 SEYDISFJORDUR に到着






小さな街をひたすら歩いて丘を登る
地震と火山の国だけあって、地殻変動でできたように見える滝がやたらと多い。



気温15℃、思っていたよりも優しい自然。
湿地帯の草原を歩くと放牧されている羊が、不思議そうにズッートこちらを見ていた。



馬がユッタリと草を食む景色に
心が解放されていく。



AKUREYRI

ゴーザフォスの滝(Godafoss Waterfall)  
別名「神々の滝」          

氷河から溶け出した水が 轟音をたてて流れ落ちる。
大量の流れに引き込まれていきそうな気持ちになります。




巨大な岩が重なる地下に青く澄んだ温泉が湧く。

手を付けるとちょうどイイ温度、
飛び込みたい衝動にもかかわらず入浴禁止の立札 ( 残念!)





近くの火山から流れ出た溶岩によって作られた、クレーター様の不思議な地形。
イサム ノグチのランドスケープアートを思い起こす。
地表を造形する!!! やってみたい。





Dimmuborgir ディムボルギル

柱のように空高くそびえる黒い奇岩は2300年前にできた、
地元の人々は怪物が住むエリアだと呼んでいる。

溶岩が水の上を流れたために急速に冷却されてできたそうだ。



Grjotagja Cave


3000年前の噴火で流れ出た大量の溶岩で形成された地形。
地面はその後も移動を続けたのだろう。

地表のヒビからは今も湯気を吹き上げている。
地球の生命を感じる。






地熱地帯に湧く綺麗なブルーの温泉。
自然の色は心安らぐ美しさ





ISAFJORDUR   Dynjandiの滝
高さ100m  幅 100m 







岩を打つ流れの清々しい大音量と土砂降りのような飛沫に包まれて、
地球に対する畏敬の念と不思議な安らぎに包まれる。

でも、この姿どこかで見たような⁉️



北斎さんはアイスランドに来ていたのかな。(諸国滝廻り 下野黒髪山 きりふりの滝)


ストロックル間欠泉




爆発音と共に吹き上がる水柱。

1日に何十回も繰り広げられる天然の噴水ショーで皆ビショ濡れ。
地球の呼吸を体で感じて、この勢い👊いただきます‼️




レイキャヴィーク 近郊
溶岩トンネル 
Þorlákshafnarvegur


5000年以上前、噴火によりできた溶岩の洞窟。

大量の熔岩が流れた後に作られた波紋や垂れ、そしてヒビ割れの複雑で美しい造形。






近くで見ると壁面には鉄や硫黄、バクテリアの鮮やかな色彩。

噴火当時の高温状態で動いていた熔岩の様子が、熔けたガラスとオーバーラップして眼に浮かぶ。

オレンジ色の光を発して生き物のように動く熔けたガラスに魅せられた30年前の熱い気持ちが蘇る!



コンクリートとアスファルトでできた街を離れて、
剥き出しに生きている地球を体感する。
そのエネルギーに共鳴しながら生きている自分を感じる。





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