私にとって個展とは、
作品発表の場であると同時に、お客様と心を通わせる機会でもある。
お客様は、忙しい仕事の合間に時間を作って、
また、遠くから時間をかけて会場にお越しくださる。
そして、「あなたとあなたの作品について聞かせて欲しい」と、
作品を通して私の生き様にも、気持ちを傾けてくれる。
芸術作品、芸術家というのはどういう存在なんだろう?
いつもあらためて、社会に自身を問い直す。
私にとって、芸術作品とは、
技術や感性を道具として
素材と深く語り合い、自らの想いを憑依させて
目に見えるように色と形を創り上げるものだ。
だから、今を生きる作り手の「心の在り方」が現れる。
私の作品に共感してくださる方の多くは、
社会で戦い続ける紳士&淑女。
ご自身の生き様や価値観と私のそれが共鳴するかを
作品を通してを見極める。
また、私自身もその方々から叡智をいただく。
楽しいだけではなく、次のステージへ成長するための切欠きになる。
大分展で、また大きなエネルギーを分けていただいた。
さぁ、コレからです。