2011年9月3日土曜日

キモノで 呼継

私が近年情熱を注いでいる「 呼継 よびつぎ 」シリーズ。



「 ガラスは割れる 」という常識を逆手に取り、「割れたガラス」をより強いデザインに生まれ変わらせた作品です。  

キモノを連想させる「 割れた色ガラス 」の華やかさが緊張感をともない、金箔の上で日本の美意識を主張しています。 
 
呼継とは、割れた茶碗に別の部品を入れ込み修復する手法で金継(きんつぎ)技法の一種です。



そのガラス作品「呼継」と同じコンセプトでキモノを再生しました。

箪笥に眠っていた母の古いキモノから選び出したのがこの3枚。




いろいろ相談した上、 3週間後には。。。。


見事に歌舞いた長着と陣羽織に生まれ変わりました!

型を知り尽くしてこそ、型を破って楽しめる、これぞ「型破り」。
技術と知識、感性が揃ってできるワザです。

先達が守り、そして洗練を続けてきた日本の美を、今この時代に花開かせ、
世界に向けて発信していくのが私の使命だと思っています。

ドンドン進んで行きますよ~!!!

作ってくださったのは藤工房さん、100年以上続く京都の仕立の店です。