鹿児島市内から見る美しい島。
振り撒く大量の火山灰。
至近距離で見る、厳しく神々しい姿。
山頂近くから錦江湾越しに、霞んで見える薩摩半島が幻想的で、
冷たい強風を受けながら、自然との一体感を
「山水に得失なし、得失は人の心にあり」という夢窓疎石の言葉が脳裏に浮かぶ。
初めて鹿児島を訪れたのは、
『第1回現代ガラスの美展IN薩摩』の授賞式だった。
深く暗い宇宙を覆す夜明けの瞬間を表現したガラスの塊。
「 爽 昧(そうまい) 」高さ50cm |
あれから20年。
鹿児島での展覧会で、私の作品がどう評価されるのか。
明日から楽しみだ。