冬の席にもかかわらず、ガラスの茶碗や菓子器が使われた。
「流派を問わず今を問う」と、今の茶の湯の在り方を追求される
亭主の林屋晴三先生の世界観が表されたしつらえに、参加者は感嘆の声をあげていた。
「 盌 呼継 」 隙間から茶の緑が透け、美しかった。
古田織部400年遠忌追善茶会 (2014年6月) のために作らせていただいたもの。
「 呼継 」 菓子器として。温かな葛焼きが供された。
「 手付鉢 」 こちらも菓子器として。
華やかさ、温かみ、緊張感、躍動感。
ガラスは表情豊かに、場の一部となっていた。