2014年9月13日土曜日

地球の鼓動を感じる大自然の懐へ アラスカ 最終編

アンカレッジからアラスカ鉄道に乗り、陸路でデナリ国立公園へ向う。



ツンドラとは、こんなに豊かな緑の森だったとは !!!  私のイメージをはるかに超えたていた。


夏のアラスカは、頭上にひろがる空がやたらに広い。
全方向の青空と樹々。


小さな島国とは比べるべくもない、桁違いに雄大な自然の中を進んで行く。
グリズリーやイヌワシ、トナカイなどの野生動物が自由に生息する大地に、人間が、そっ~とお邪魔する。


デナリ国立公園内

ようやくバギーでたどり着いた場所には、大地を削り込んだ砂の彫刻。

水と風とが作り上げた厳しい砂の造形には、ヒトが造る彫刻のように個人のエゴも見せようとする作為もない。
それなのに、長い時間や拒絶といったストーリーを感じずにはいられない。

私が評論家なら「ひたすら圧倒されるチカラ強さは、孤独感と表裏一体ですね」という解説をしてしまうのだろうか。
本来の自然は、そんなちっぽけな感情など持ってはいない。




ここに居ると何モノにもとらわれず、勝手に気持ちが解放されていく。
アラスカの自然は、有無を言わさない莫大な生命力で、私自身が作ったつまらない思い込みや先入感を洗い流してくれる。

雄大な自然に包まれる安心感や地球との一体感、ヒトが自然からいただくチカラ。
この感覚を魂に刻む。



これからも流されることなく、日々、新たに生きていく。
自由に愚直に、ただただ突き進む。
その先には何があるのだろう、楽しみだ。