2014年3月9日日曜日

古川美術館 西中千人展に向けて No.4  荒井沙羅 araisara 時織 ときおり

明日から古川美術館での個展の設営が始まる。
日本庭園と数寄屋建築というスペシャルな空間で、作品達がついにお目見えする。

「時織」araisara 20013/14 A/W Tokyo Collectionより
「時織」araisara 20013/14 A/W Tokyo Collectionより





























― 荒井沙羅「時織(ときおり)」 x 西中千人「呼継(よびつぎ)」— は、
共通の感性で創造された美の表現をジャンルを超えて融合させた展示。
伝統を尊重し、新たな命を吹き込こんで生まれた作品が重なり合う。
お互いの作品への想いは、前回のブログをご覧いただきたい。


沙羅さんの時織が5点展示される。
1点は今回のための新作。
すでにコレクターの元へ嫁いだ4点も今展のために集めていただいた。
これらを間近で見ることができる機会はそう多くはないだろう。

新作は未だ目にしていないが、作品を受け取ってくれた学芸員さんの話によると、
それは見事に「ガラスの呼継」を荒井沙羅の感性で表現した作品だとのこと、とても楽しみだ。
いま、沙羅さんは、目の前に迫った2014/15 秋冬東京コレクションの準備で大忙しなのに、
それと並行して、この見事な呼継コラボ「時織」を生み出した。
その上、タイムリミット限界まで彼女自身が手を加え、納得がいくまで作り続けているという。

この溢れ出す創造のエネルギーには、イマを創る表現者の同志として心から尊敬する。

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古川美術館 分館 爲三郎記念館 特別展
西中千人ガラス展 〜 伝統を呼び未来を継ぐ 〜
3月15日(土)〜5月11日(日)
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