陶芸家 鈴木徹さんの個展を観に行った。
ご本人とは初対面だったが、作品を観た瞬間、同じ方向性を感じた。
偶然にも同い年。
話をしてみると、柔らかな人柄の中に作品作りに対する厳しさを感じた。
お父上( 人間国宝 鈴木藏氏 ) から引き継がれた技術の上に、
ご自身が積みあげた独自の造形感覚で、現代に向けた作品を作り出している。
柔らかい丸み、土のしぶとい存在感、作家の手の跡が、心地よく、すーっと気持ちに入り込んでくる。
土とガラス、素材は違えど、独自の世界を切り拓いていく表現者として、共感する点が多い展覧会だった。
鈴木 徹 展
新宿柿傳ギャラリーにて開催中。17日(日)まで。
http://www.kakiden.com/gallery/exhibition/current.html