2017年4月29日土曜日

岐阜高島屋 個展

小原流岐阜支部の先生による挿花。

美しく華やかなことに加え、
他の方の心が加わると、自分の作品を客観視できるのも魅力。
ありがとうございます。



呼継大鉢 朝霧





2017年4月28日金曜日

NHKさんが制作工程を撮影

「一瞬に煌めく永遠  ガラスアートの瞑想空間へ」の作品展示発表まで
いよいよ一ヶ月となった。

http://www.nishinaka.com/meditative_space.html

昨日は岐阜県大垣市の日本耐酸壜工業で、制作現場の撮影。



ガラスとは、地球のカケラを溶かしたもの。

飲み物や食べ物が入って人間の社会に出たガラスびんが使用後回収され、
その記憶や時間と共にもう一度溶かされて新しいびんになっていくという循環。

ガラス素材の魅力とプロジェクトの目的ついてをお話させていただいた。





工場での制作撮影の後、
岐阜高島屋 美術画廊で開催中の私の個展会場でもインタビューを受けた。

http://www.nishinaka.com/news.html#gifu


皆の燃える情熱が伝わると嬉しい。







2017年4月23日日曜日

モノ作りの現場 x アート = イノベーション!

資源循環の促進、高リサイクル率のガラスびんの普及を目的に
日本耐酸壜工業(NTB)さんと共に取り組む
アート作品で地球資源の循環型社会を訴えるアップサイクルのプロジェクト。

普段飲料びんを作るNTB工場で、
従業員の皆さんが、本業とは全く異なる巨大アート作品制作の全行程を行っている。



工場での生産とアーティストの作品創りは
ガラスを使うという点では同じであるが、
1分間に730個 VS 何ヶ月もかけて一点
規格に則った量産 VS 誰にもできない一点
と、対極にある。

そんな中で、面白がって参加してくれる人が、だんだん増えきている。 



私自身も工房では作れない規模の作品や手の距離を離れてチームで制作するなど、
とても興味深い経験をさせてもらっている。

アートの爆発力が生産現場の意識を変える!?

アーティストと工場のコラボレーションが生む
ヒトの心から始まるイノベーション。


5月31日から6月20日まで
日本橋高島屋 1階正面ホールに展示される
「一瞬に煌めく永遠 ガラスアートの瞑想空間へ」の制作もいよいよ終盤に突入。

ガラスアートの瞑想空間へ








2017年4月16日日曜日

「一瞬に煌めく永遠」 秘密の原型

削り出した原型を基に、耐火材料で型取りします。
溶けたガラスを鋳型に流し込んで、光の柱が出来上がります。
結構デカイですね。


一瞬に煌めく永遠  ガラスアートの瞑想空間へ












2017年4月8日土曜日

「一瞬に煌めく永遠」  インスタレーションに向けての想い

「一瞬に煌めく永遠」 ~ガラスアートの瞑想空間へ   
2017年5月31日~6月20日 日本橋高島屋一階ホール

 

立ち並ぶガラスオブジェと砂利と苔

枯山水を思い起こさせる瞑想空間

水の循環 命の循環 資源の循環

その空間に鑑賞者は心を映し、未だ見ぬ自分と出会ってほしい。

混沌に生きる心を解き放ち
「永遠と一瞬」が無限の循環をくり返すという概念を体感してほしい。

私は、観る人の心を深く耕す作品を届けたい。





勇気をもらったり、気持ちをかき乱したりも悪くはないけれど、それとも少し違う。
より刺激的で猥雑な世界をブツてけていく
吉本芸人の一発ギャグみたいな現代美術とも全く別のもの。


100年前にR, MUTT の名前でデュシャンが「泉」(私は噴水と理解している)を発信して以降、
芸術の主役は、作品自体から観る側の心に移った。

経験を積んで判断を重ねて、オトナになったら見えてくるモノ。若い頃とは異なるモノ。
1 から10まで説明されても、ウソや建前も分かっちゃうし。

消費するだけの情報は一時の気休めだから。

観ることは作品との対話、気づきを生み出すこと。


概念の中で生きているホワイトカラーさんたちは、河原温さんの作品を理解出来るかもしれないけれど、
体を張って生きているガテン系さんには、概念の世界なんて寝ている間の夢にすぎない。


黒砂の波に光の柱が立ち並ぶ静謐なアート空間は、現代版の瞑想の庭。

静謐なアート空間でのひと時を、心の奥深くを見つめ
自分だけの物語を紡ぎ出す機会にしていただけたら嬉しい。