2012年9月9日日曜日

何と楽しい茶会

「今日の茶の美術のあり方に徹底して取り組みたい」と続けられている
林屋晴三先生席主の茶会が、昨日行なわれた。
人間国宝から若手まで、現存の作家の作品を従来の常識を破って取り合わせられ、毎回大勢のファンを魅了している。

林屋先生の茶会は、ハートに響く!
参会者が皆、気持ちを通わせられる和やかな雰囲気の中で、心底もてなしてくれる。

今回の茶会のコンセプトをじっくりとお話しくださり、
質問にもひとつひとつ丁寧にお答えになられる。
そして、道具の解説や作家の紹介も詳しくなさり、道具の拝見にも十分な時間をとってくださる。

こんなに楽しい茶会があるだろうか?



今回、茶器には私の作品 創作切子「波跡」が登場した。
青いガラスから、ほのかに抹茶の緑色が透け、深い海の底のような色に見える。

林屋先生が、おっしゃる『存在感』の意味がよく理解できる。 



茶碗  
十五代 樂吉左衛門氏の作(右)
    人間国宝 鈴木藏氏の志野(中央)。
圧倒的存在感!

次回はどんなサプライズがあるのだろうか。

前回の茶会についてはこちら→
http://nishinakayukito.blogspot.jp/2012/07/blog-post_16.html